出っ歯
笑顔に自信を!
出っ歯の悩みを一緒に
解決しましょう
出っ歯は、見た目の美しさだけでなく、咬み合わせや口腔機能にも影響を与えることがあります。
出っ歯はワイヤー矯正やマウスピース矯正によって改善をすることができます。
ここでは、出っ歯の原因や治療方法、予防法などについて詳しく解説していきます。
目次
こんなお悩みありませんか?
人前で笑えない
しっかり噛むことができない
歯が邪魔して口が閉じづらい
話す時つい、口に手を当てて話してしまう
滑舌が悪い
笑顔に自信を持てない
出っ歯とは
出っ歯(でっぱ)の、正式名称は上顎前突(じょうがくぜんとつ)といい、上顎の前歯が前方に突き出ている状態を指します。
下顎の前歯を起点として5mm以上、上下の前歯に隙間があると、出っ歯であるとみなされます。
ズレの大きさには個人差があり、あまり目立たない方もいれば、唇が自然に閉じられないほど前にでているケースもあります。
無理やりお口を閉じようとすると、顎先に「梅干しシワ」と呼ばれるシワがあらわれるため、改善を望んでいる方も多く見受けられます。
一部の歯が前にでている場合は一般的な矯正治療で改善ができます。
しかし、上顎全体が前にでている場合は手術が必要になる可能性もあります。
出っ歯の原因
●遺伝
親から顎や歯の形状や大きさが子供に遺伝し、出っ歯が生じることがあります。
特に親や祖父母が出っ歯である場合、子供が出っ歯になる可能性が高いです。
●口呼吸
鼻呼吸が困難な場合や習慣的に口を開けたままでいると、舌が正常な位置よりも下がったり、顎の発達に影響を与え、上顎が前方に発達したりすることがあります。
●舌の位置
話したり、飲み込んだりするときに無意識に舌を前の方に出す癖を「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」といいます。
舌によって前歯を押す力がかかりやすいため、出っ歯になることが多いです。
●習慣
爪噛み、指しゃぶり、口呼吸などの癖・習慣は、出っ歯を引き起こすことがあります。
出っ歯の影響
●咀嚼機能の低下
出っ歯の場合、上の歯と下の歯が正しく咬み合わないため、咀嚼が不十分になり、食べ物を大きな塊のまま飲み込んでしまう可能性があります。
上手く咀嚼ができないと、胃腸にも負担がかかり、消化不良を引き起こしやすくなります。
●発音障害
歯を咬み合わせた際に上下の前歯に隙間があると、発音する際に息が漏れ出てしまうため、発音が不明瞭になることがあります。
特にサ行やタ行などの発音時に、舌の位置が通常と異なるためはっきりと発音できなくなることが多いです。
●虫歯や歯周病のリスクが高くなる
唾液には、洗浄作用や虫歯になりにくくする緩衝作用、虫歯菌に溶かされた歯を治す再石灰化作用、お口の細菌の活動を抑える抗菌作用などがあります。
しかし、出っ歯のように歯並びが悪くなると唾液の分泌量も軽減してしまい、お口の中が乾燥しやすくなります。
すると、歯周病や虫歯の原因菌が繁殖しやすいといわれています。
●審美性に欠ける
出っ歯になると「大きく口を開けて笑えない」「口元を見られるのが恥ずかしい」など見た目にコンプレックスを感じる方も多いです。
日常生活でストレスを感じることは、心身の健康にとって良いことではありません。
人の第一印象を左右する「歯並び」を整えることで、自信を持って笑顔を見せることができ、精神的にもプラスの影響をもたらすことができます。
出っ歯を予防する方法
●習癖を改善する
舌で歯を触る習慣や爪を噛む、指をしゃぶるなどの習慣は、出っ歯のリスクや悪化を招く可能性が高まります。
これらの習慣を改善することで、出っ歯の進行を防止し、将来的な出っ歯を予防できるでしょう。
ただし、既に進行している出っ歯は治すことはできません。
その場合は、歯科医院での矯正治療が必要です。
※お子様の出っ歯には注意が必要です
成長段階にあるお子様の歯並びは、舌で歯を触る習慣や爪を噛む、指をしゃぶるなどの習慣があると出っ歯になりやすいです。
お子様の癖や習慣に気づいた場合は、将来的な歯並びの乱れを予防するために、早めに当院にご相談ください。
出っ歯の治療方法
出っ歯の治療方法は、個々の症状や重症度によって異なりますが、次のような治療法があります。
マウスピース矯正(インビザライン)
インビザラインは、マウスピース型の矯正装置を使用した方法です。
透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使用して、歯を徐々に正しい位置に移動させます。
治療期間は個人によって異なりますが、通常2年から3年ほどかかります。
<インビザラインのメリット>
・マウスピースが透明で目立たない
・マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に邪魔にならない
・ワイヤー矯正に比べ、違和感や痛みを感じにくい
・金属アレルギーの方でも治療が可能
・通院頻度が少ない
<インビザラインのメリット>
・装着時間が1日20時間以上必要
・いくつかの症例ではマウスピース矯正が適応できない場合がある
・虫歯予防のためにマウスピース装着前の歯磨きをする必要がある
自身の咬み合わせが適応可能かどうかや、ワイヤー矯正と比較してどちらが適しているかを歯科医師と相談して決めることが重要です。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正では、歯にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、それらをワイヤーで結んで、歯を徐々に正しい位置に移動させます。
治療期間は個人によって異なりますが、通常1年半から2年ほどかかります。
<ワイヤー矯正のメリット>
・歯並びの乱れや咬み合わせの問題も解決できる
・細やかな歯の移動が可能で、さまざまな症例に対応できる
・治療中は装着したままになるため、取り外しの手間がかからない
<ワイヤー矯正のデメリット>
・表面に装着するため、ワイヤーやブラケットが目立ちやすい
・歯をきれいに磨きにくくなる
・痛みがでることがある
矯正期間中に気を付けること
学園前いのうえ矯正歯科では、患者様が安心して治療を続けられるよう、矯正期間中に気を付けるべきポイントを詳しくご案内しています。
硬い物や粘着性の高い物を食べることは避けましょう
基本的には絶対に食べてはいけない食べ物はありませんが、気をつけて食べないと装置の破損や変形に繋がったり、破損したりすることで口の中を傷つけてしまう場合があります。
硬い食べ物やくっつきやすい食べ物はなるべく避けるようにしましょう。
<硬い食べ物の例>
・おせんべい
・氷
<粘着性の高い食べ物の例>
・お餅
・ガム
・キャラメル
セルフケア
矯正期間中は、歯と矯正器具の間に汚れや食べかすがたまりやすくなります。
そのため、普段よりも念入りにケアしないと、虫歯などの口内トラブルが発生しやすくなります。
丁寧にブラッシングしたり、歯ブラシ以外のデンタルグッズを活用したりして、汚れを取り除くよう心がけましょう。
当院では、矯正期間中に役立つデンタルグッズも取り扱っています。
定期的なメインテナンス
患者様の歯並びの状態に応じて、1.5〜3か月に1回ほどのペースで通院が必要です。
その際、矯正装置や口腔内の状態のチェックを行います。
定期的なメインテナンスを怠ると、矯正効果が得られないだけでなく、虫歯などの口内トラブルのリスクも高まりますので、定期的に通院が大切です。
よくある質問
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矯正治療中に食事に制限はありますか?硬い食べ物や粘着性の食べ物は避けるようにしましょう。
また、矯正装置に食べ物が挟まらないように注意する必要があります。 -
前歯だけ治したいのですが、部分矯正はできますか?患者様のお口の状態によって、部分矯正が適応になるか変わってきます。
前歯だけ気になっていても、咬み合わせも含めて矯正が必要な場合には全体矯正になることもあります。 -
出っ歯の治療を始めるタイミングは、いつが良いですか?出っ歯が気になる場合は、早めに歯科医を受診することをおすすめします。
特に子供の場合、成長期に治療を始めると良いでしょう。 -
矯正のために抜歯はしますか?歯並びが重なり合っている状態だと歯を並べるスペースが足りません。
そのままだときれいな歯並びにならないため、スペースを確保して、歯を並べるために抜歯をおこなう場合もあります。 -
矯正期間中に妊娠・出産したらどうなりますか?妊娠時に装置をつけていても胎児に問題はありません。
つわりの時期や里帰り出産、出産後通院が難しい場合にはご相談ください。